界面活性剤の種類
界面活性剤は、石鹸をはじめとする洗剤の主成分です。
シャンプーも、ほとんどのものは、主成分が界面活性剤です。
界面活性剤を大きく分類すると、次の通りです。
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そのうち、シャンプーに使われるのは、陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)、両性界面活性剤(双性界面活性剤)、非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)です。
これら3つをさらに分類していくと、次の通りです。
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「〇〇系シャンプー」について
通販サイト等のシャンプーの説明文では、例えば次のように「〇〇系シャンプー」という言葉が用いられています。
→アニオン系シャンプー(陰イオン系シャンプー・アニオンシャンプー・陰イオンシャンプー)
→両性系シャンプー(両性シャンプー)
→ノニオン系シャンプー(非イオン系シャンプー・ノニオンシャンプー・非イオンシャンプー) |
しかし、市販のシャンプーは、複数の種類の界面活性剤がブレンドされていることが多いです。
単純に「〇〇系シャンプー」ということは難しいのではないかと思います。
シャンプーで使われる成分の分類
シャンプーで使われる界面活性剤を細かく分類していきます。
アニオン系(陰イオン系)
高級アルコール系
ラウリル硫酸Na
ラウレス硫酸Na
αオレフィン系
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
アミノ酸系
グルタミン酸系
ココイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA
ラウロイルグルタミン酸Na
アラニン系
ラウロイルアラニンNa
ココイルメチルアラニンNa
ココイルアラニンTEA
グリシン系
サルコシン系
ラウロイルサルコシンNa
ココイルサルコシンNa
タウリン系
ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
タンパク質由来系
ココイル加水分解コラーゲンNa
スルホコハク酸系
スルホコハク酸ラウリル2Na
石鹸系
アルカリ石鹸系
オレイン酸Na
酸性石鹸系
ラウレス‐3酢酸Na
アミドエーテル硫酸系
PEG-ヤシ油脂肪酸アミドMEA硫酸Na
両性系
アミン系
ベタイン系
ラウラミドプロピルベタイン
ココアン酢酸Na
コカミドプロピルベタイン
イミダゾリン系
ラウラミノジプロピオン酸Na
ノニオン系(非イオン系)
脂肪酸系
グリセリン脂肪酸エステル
ソルビタン脂肪酸エステル
しょ糖脂肪酸エステル
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
脂肪酸アルカノールアミド
高級アルコール系
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)
アルキルグリコシド(AG)
参考ページ
界面活性剤の主な性質と種類(日本界面活性剤工業会)